産後も子宮が痛い【後陣痛】
産後子宮が痛いのは自然な生理現象
心配いりません。それ「後陣痛」です
後陣痛について
要は産後なのに子宮が何とも痛い、違和感がある。といった症状です。
- イラスト上側:初産の正常妊娠
- イラスト下側:経産婦、多胎妊娠等
大切な事は1つです。
- どっちにしても「後陣痛」はある
これだけは覚えておいて下さい。「私だけ?これって病気?」と不安になるママが結構いらっしゃいますが、これは当たり前の産後生理現象です。
後陣痛の解説
- 子宮復古を促す子宮収縮
- 胎盤剥離面からの出血を止める役割を果たす
- 子宮を元の大きさに戻す為の生理現象
- 産後6週間程度で収まる
- 2ヵ月を目安に
痛みはそれに伴う結果に過ぎません。決して病気ではありませんのでご安心下さい。ちなみに「子宮復古」とは元に戻るという事です。
何で痛みに個人差があるの?
子宮の状態に差があるからです
最も症状が軽いとされる「正常妊娠・初産」の場合、子宮の増大程度、疲労程度が比較的軽いので後陣痛の症状が軽めになります。
一方の経産婦さん、多胎妊娠等の場合は子宮の増大が通常妊娠に比べて大きくなり、より強い収縮力が求められます。収縮が強い分だけ痛みも強く出るのです。
授乳中に症状が出る事も
後陣痛の症状は授乳中に症状が強く出てくることがありますが、それも病気ではありません。
授乳で分泌促進されるオキシトシンの働きです。
1つ1つの現象には説明がしっかりつきますので、不安にならない様にして下さい。
不安は痛みを増強させます。意識をそこにフォーカスしてしまうからです。