ウォーキング・ダイエット
産後のウォーキングについて
産後太りや運動不足の解消に「産後のウォーキング」に励むママは多いです。
ただ、落とし穴にはまっているママもかなり多い。
そこで、産後にウォーキングを始める前に注意しておいて欲しい事をお伝えします。
1.普通の靴でいい。
産後ダイエットを急ぐママは「ダイエットに適した靴」を購入する傾向があります。
靴底に空気が入っているタイプが代表的ですね。常に不安定な状態を維持できる靴です。
あれは止めておきましょう。
「第二の心臓」である脹脛や太腿への影響が大きいです。パンパンに脹脛が張った産後ママが大量生産されています。
普通のスニーカーで十分です。むしろそれが良い。
2.まずは歩ける身体を取り戻そう
産後、早い段階でウォーキングを始める産後ママがいらっしゃいます。とても熱心で素晴らしい事なのですが、肝心の身体が「正しく歩けない」状態である事が多く、そのやる気が空回りしてしまいます。
ウォーキングは「1日〇歩」の前に「きちんと歩ける身体」を整える事が重要です。
「歩く事」の前に、まず「歩ける身体」を手に入れましょう。
物事には順序があるんです。
3.腕は降らなくていい
産後ダイエットのウォーキングで良く見かける風景があります。
- 両腕をブンブン振る
- 軽いダンベルやペットボトルを持つ
これはどちらもしなくて大丈夫です。特に両手に何かを持ちながら歩くのは避けて下さい。
常に肩関節を脱臼させる方向に力が加わっています。すぐに脱臼が起こる事はまずありませんが、小さな負担は蓄積してもわかりにくいので厄介です。
なるべく自然な形でウォーキングに取り組む様にして下さい。過剰な腕の振りも不要です。運動量は上がりますが、自然な歩行動作が崩れますので負担が蓄積してしまいます。
4.ポイントはお尻を使う事
日本人の歩行は1軸歩行が中心なので「足を持ち上げる」歩き方が普及しています。
それがO脚を作り出す
アジアに多い1軸歩行、欧米に多い2軸歩行。どちらも正しい歩き方だと思いますが、自然に近い歩き方は「2軸歩行」でしょう。
ですので、2軸歩行を学ぶのが良いと思います。
- お尻をしっかり使う
- 膝・股関節・足首の共同作用
- 骨盤が歩行に積極的に関わる
今ある筋肉を効率的に繋げ、前方への推進力へと変換してくれます。
女性に嬉しい美容ポイントが多いのも2軸
2軸歩行には嬉しい美容効果も多いです。
- お尻が引き締まる
- 脚が引き締まる
- 姿勢全体がとても綺麗に見える
運動に参加する筋肉が多いという事は血液・リンパの循環も促進されるという事ですから、メリットが多いといえます。
「歩く」の基本に忠実に
産後ウォーキングダイエットに励む際の確認事項です。
- 「歩ける身体」を取り戻す事
- 「自然な歩行」で取り組む事
- 「毎日少し」でいいので継続を
これだけで十分です。