産後の骨盤矯正に締め切りはある?
産後の骨盤矯正に締め切りはあるの?
結論から言いますと「無い」です。
「締め切り」根拠は骨盤の固定
時々目にする産後の骨盤矯正の締め切りですが、その根拠は「骨盤の固定」にあります。
- 産後は骨盤がとても動きやすい
- 動きやすい間の骨盤矯正が効果的
- 歪んだまま固定をしてしまうと大変
- 固定をしてしまうと整えるのが大変
この様な表記がある院も多いです。
「余り気にされなくて大丈夫です」
- 産後の骨盤がとても動きやすい事
- 産後徐々に復古(通常の可動に戻る)事
これは間違いない事実です。
ですが、残り2つは「微妙かな」というポイントです。
微妙なポイント
- 固定をしてしまうと整えるのが大変
ちょっとした言葉遊びになるのですが「固定しているから整える事ができる」訳です。固定を起こしていない「動きのある骨盤」はストレッチでその場の変化を作り出すくらいまでしかできません。
だって凄く動くんだもん。
整うも何も「整えたそばから動き出す骨盤」が産後ママの骨盤です。
では2つ目行きましょう。
- 歪みを持ったまま固定をしてしまうと大変
歪みを持ったまま固定をすると「歪んだ骨盤」なので症状は当然生まれます。
ですが、整えるのはとても簡単です。何せわかりやすい形で固定を起こしているので。
なので、正確にはこうです。
- 歪みをそのままにすると、歪んだまま固定をしてしまうが、それは固定した後でも簡単に整える事ができる。
大丈夫ですから、慌てないで下さい。
ママに良くある勘違い。
産後1~2ヵ月の産褥期を過ぎると少し生活が落ち着くと思います。ですがそれは「出産~床上げ」までの夜間授乳が余りにハードだからです。
産後1ヵ月に比べればマシ
あくまでそういう話であり、ママの生活も身体もまだまだ安定には程遠いです。
いわば「産後の安定期」に入っていません。
できれば夜間授乳が完全に終わり、ママが太陽と同じ生活リズムを手にした「産後の安定期」に産後の骨盤矯正を受けられることをおススメします。
急ぐ気持ちもわかりますが、身体を整えるにあたっては「気持ちの余裕」が本当に重要なのです。
限られた時間は子育てに費やしてください。産後の骨盤矯正は後回しでも大丈夫です。